DMARC対応を妨げる要因の一つが「DMARCレポート」にあります。
初めてDMARCレポートを目にしたとき、大量かつ難解なレポートに驚く方はおおです。ここではレポートの確認方法に加えて、現実的な運用方法についてお伝えします。
なぜDMARCレポートが難しいのか
- フォーマットの複雑さ: DMARCレポートはXML形式やCSV形式などで提供されることが一般的ですが、これらの形式は一般的なテキストメッセージよりも複雑です。特にXML形式の場合、タグや階層構造があり、理解するのに慣れが必要です。
- 多くの情報: DMARCレポートには、多くのデータが含まれています。送信されたメールの数、DMARCのポリシーに準拠したメールの数、認証に失敗したメールの数、不正な送信源などの情報が含まれます。これらの情報を整理して理解する必要があります。
- ドメイン識別子の管理: DMARCレポートは、送信ドメインや送信者のドメイン識別子(SPF認証やDKIM署名に関連する)を含むため、複数のドメイン識別子を管理する必要があります。これらのドメイン識別子がレポートに現れる際の関係性を理解するのは困難かもしれません。
- 異なる送信元からのデータ: レポートは、複数の送信元(ISP、メールプロバイダー、受信者のメールサーバーなど)から提供されるため、異なる形式や情報が含まれる場合があります。これらの異なるデータを統合し、パターンを見つけることが挑戦となります。
DMARCレポートの見方
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規模別のDMARCレポート分析の運用方法
DMARCレポートを分析する際に役立つ方法としては、以下のようなアプローチがあります。
- DMARCアグリゲートレポートの確認:
- レポートの総数、DMARCポリシーに準拠したメールの割合、認証エラーの数などの基本的な統計情報を確認します。
- 送信ドメインの識別:
- レポートに含まれる送信ドメインや送信者のドメイン識別子を識別し、それぞれのパフォーマンスを評価します。
- DMARCポリシーに基づく分類:
- “none”、”quarantine”、”reject”などのDMARCポリシーに基づいて、メールの配信状況を評価します。
- 認証エラーの調査:
- DKIMやSPF認証に失敗したメールの詳細を確認し、失敗の原因を特定します。
- 不正な活動の検出:
- レポートに現れる不正な送信源や偽造された送信者を特定し、対処方法を検討します。
- レポートの可視化:
- レポートをグラフやチャートで可視化することで、データの傾向やパターンを視覚的に理解しやすくします。
以上の手順を組み合わせて、DMARCレポートを効果的に分析することが重要です。また、DMARCレポートの解釈には経験と理解が必要なため、初めて取り組む場合は、DMARCに関するトレーニングやドキュメンテーションの確認、専門家のコンサルティングを検討することがお勧めです。


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